注文の出し方
ここまで、株の取引の仕組みやルールについていろいろ学びました。今度は、実際に株の売買注文を出す手順を見てみましょう。
注文は株数、価格など条件を入力するだけ
注文ではまず株数を入力します。
価格は指値と成行から選ぶのが基本なのですが、SBI証券の場合には逆指値という選択肢も加わっています。
指値を選んだら、希望する価格を入力してください。
成行の場合は「価格はいくらでも買う」という意思表示ですから、価格の指定はできません。
また、指値と成行では条件を選択できるようになっていますが、選択肢は別記事でお示しした通りの注文となっています。寄付き(その日の取引時間内の最初に成立する取引)だけ有効にしたり、大引け(その日の取引時間内の最後に成立する取引)だけ有効にしたり、という条件付けができます。 選択肢を「なし」のままにすると通常の指値、成行の注文になります。
逆指値については別の記事で説明します。
期間については「当日中」を選択すると、その日に約定しなければその注文は失効します。
期間を指定すると、その期間中注文は有効になります。
預かり区分は通常、自分が申し込んだ区分が選択されているはずです。
以上のことを確認したら、取引パスワードを入れてボタンを押すと、内容確認を求める画面が出てきます。内容をもう一度確認したら、注文執行のボタンを押します。そうすると注文が市場に流されます。
そのあと、「取消・訂正」の画面を見て、もう一度注文内容を確認してみましょう。株数値段など大丈夫でしょうか。もし間違っていたら、その画面から取消か訂正を行ってください。もし「取消・訂正」画面に注文内容が出てこなかったら、それは約定してしまっているということになるので、その場合には口座残高を確認し、もし間違いがあったら反対売買するしかありません。
また、「注文照会」の画面では、注文中の内容や約定した内容などがすべて確認できます。
* 誤発注にはくれぐれも注意しましょう。[売り」「買い」の別は間違っていませんか。そして何よりも、株数はよく確認しましょう。0が1つ多いだけでまったく違う株数になってしまいます。注文を流した後に「取消訂正」か「注文照会」の画面を確認するのは基本動作として習慣づけ、自分の指に覚え込ませるように意識しましょう。