PO(公募増資 ・売出し)と立会外分売

すでに上場している株の公募増資 ・売出しや、立会外分売の概要、その申し込み方法について見ていきましょう。 時価よりディスカウントした値段で買える 新規公開株の公募とは別に、すでに上場している企業の株の公募増資・売出しというのがあり、PO (PUBLIC…

IPO株(新規公開株)の仕組みと申し込み方

IPO株の上場前における公募株の入手の仕方について見ていきましょう。 IPO株の申し込み方 IPOとはINITIAL PUBLIC OFFERINGの略で、株式の新規公開のことです。株式の新規公開というのは証券取引所で売買できるようになることで、新規上場するともいいます。 …

よくある質問と回答:信用取引は必要か?

質問 信用残、日証金残のデ ー タをどのように投資に活かしたらいいのかよくわかりません。 回答 これらの情報の基本的な見方はすでに述べた通りですが、買い残が増えると翌日以降の売り圧力に、売り残が増えると翌日以降の買い圧力になります。たとえば激し…

追加保証金(追証=おいしょう)について

建玉が含み損を抱えると委託保証金の評価が下がり、委託保証金が最低維持すべきラインを割り込んでしまうことがあります。その場合、追加の委託保証金を求められます。 追証が発生するとどうなるか 「委託保証金30万円、建玉100万円」という状況で建玉に15万…

委託保証金率のルー ル

信用取引で証券会社に差し出す担保のことを委託保証金といいます。この委託保証金にまつわるルールについて整理しましょう。 委託保証金とは信用取引の担保のこと 委託保証金には現金もしくは証券を充てることができます。株、債券、投資信託などの証券を委…

貸借取引

貸借取引とは、証券会社が証券金融会社から制度信用取引に必要な資金や株券を調達する取引です。その仕組みを見ていきましょう。 専門の金融機関を通して行われる信用取引 証券会社は顧客から信用取引の注文を受けると、まずは自社内の勘定で対応しようとし…

信用取引にかかるコスト

信用取引には結構多くの種類のコストがかかるのですが、主なものは売買手数料、金利(信用売りの場合は貸株料)の2つです。その他の細かい手数料も含めて、信用取引のコストについてざっと見ていきましょう。 100万円の建玉を建て、1か月後に売却したら合計…

信用取引注文の種類

信用取引の注文には、新規買い、新規売り、返済買い、返済売り、現引き、現渡しの合計6種類あります。それぞれどんなものなのか見ていきましょう。 「新規か返済か、買いか売りか」で4種類 信用取引の注文というのは基本的には4種類あります。 新規買いとい…

制度信用取引と一般信用取引

信用取引には制度信用取引と一般信用取引の2種類があります。そのメリットとデメリットを見てみましょう。 信用取引をするには「信用取引口座」の開設が必要 信用取引をするには、証券会社に口座を開設した上で、さらに「信用口座」開設の手続きをする必要が…

信用取引の4つの特徴

株式の取引は通常の取引である「現物取引」のほかに「信用取引」という取引の仕組みがあり、短期トレーダーを中心に盛んに使われています。その概要を説明します。 特徴① 自己資金以上の取引(レバレッジ取引)ができる 自己資金の範囲で株を買ったり、買っ…

よくある質問と回答:成行注文は必要か

質問 先日、ある株に指値で買い注文していたら、ぎりぎりで買えないまま上昇していってしまい悔しい、思いをしました。やはり、どうしても買いたい時には成行注文がいいのでしょうか。 回答 成行注文はいくらで約定するかわからないという怖さはあります。し…

その他の自動売買

逆指値以外にも、様々な自動売買を用意している証券会社もあります。その主なものを紹介します。 W指値、ツイン注文、通常注文付逆指値 「1,000円まで下がったところで買いたいけど、株価が予想に反して上昇し、1,050円を超えて1,060円をつけたら乗り遅れな…

逆指値を使おう

株でも物でも何か買う時は、普通は「xx円までなら買いたい」と考えますが、株の場合には「xx円のラインを越えたら買いたい」と考えるケースがあります。それに対応する注文方法である逆指値について見ていきましょう。 逆指値注文を使う意義 一定の範囲で上…

注文の出し方

ここまで、株の取引の仕組みやルールについていろいろ学びました。今度は、実際に株の売買注文を出す手順を見てみましょう。 注文は株数、価格など条件を入力するだけ 注文ではまず株数を入力します。 価格は指値と成行から選ぶのが基本なのですが、SBI証券…

呼び値と制限値幅

「呼び値の刻み」は値段の変動する単位で、「制限値幅」は1日の間に値動きできる範囲です。それぞれ価格帯ことに取引所が決めています。株価の指値注文を出す時には、制限値幅の範囲内で、呼び値の単位で指値を入れることになります。 呼び値の刻みと制限値…

気配情報の見方

成行注文にせよ指値注文にせよ、株の売買注文を出す時にはその時の株価と気配情報(注文状況)を確認する必要があります。その情報の確認方法について見ていきましょう。 気配情報は売買注文を集計したもの 株価検索をすると、その時の時価だけでなくて「気…

成行注文と指値注文

株の2種類の注文方法、成行注文と指値注文について説明します。 値段を指定するか、いくらでもいいから売買するか 株の売買注文は、値段を指定する方法と値段を指定しない方法があります。 値段を指定する方法を指値(さしね)注文といいます。 たとえば、「…

NISA(少額投資非課税制度)

2014年から新しく導入されたNISAでは、一定の投資金額について、その収益(配当、分配金、値上がり益)に本来課せられる税金が免除されます。その仕組みを見ていきます。 長期投資で収益を狙うならメリット大 NISAの特徴として3つのボイントがあげられます。…

特定口座の選択について

口座開設の際に、特定口座の選択を行わなければなりません。これは税金に関する選択です。その内容について見ていきましょう。 特定口座(源泉徴収あり)で確定申告は不要に 株の取引で売買益や配当などの利益を得た場合、年間の損益を通算して、その利益金…

証券会社6つの選択基準

証券会社は100社以上もあります。その中からどの証券会社を選んで口座開設したらいいのか、その選び方の6つのポイントを見ていきます。 ポイント①売買手数料 売買手数料は、株を売ったり買ったりする都度、証券会社に支払う仲介手数料です。その料金体系は各…

全体相場と景気の状態を確認するための指標

日経平均、為替、景気指標など、相場や経済の全体的な状況を確認するための指標をざっと紹介します。 気になる指標は定期的にメモしてみよう 全体相場の動きをチェックするための指標で、最も有名なのは日経平均株価です。これは時価総額や流動性などの面か…

理想的な投資スタンス、 個人投資家に有利な投資スタンス

理想的スタンスは「長期投資」ですが、多くの個人投資家にとって優位性を発揮できるのは「小型株を対象にした中期投資」でしょう。 長期投資は理想だが難易度は高い 歴史に名を残す成功を収めた投資家の多くは 、 長期投資により成果を上げています。その代…

様々な投資スタンス

株式投資には様々なスタンスがあります。自分が今どんなスタンスで投資をしているのかを明確にすることが、リスク管理の第一歩です。自分にあったスタンスを選び、それに合った手法を選び、そして、リスク管理しましょう。 どういう時間軸を意識するか 株式…

リスク管理3カ条

リスク管理とは、投資が予想通りにいかなかった場合に備えたり、予想外の値動きになった時の対処法のことです。長期的に投資で資産を守り増やしていく上でとても大切なテーマです。 リスク管理三カ条① 1銘柄への投入資金は20%程度までに 銘柄分散が株式投資…

良いニュースが株価上昇につながるケ一スとつながらないケ一ス

一見ポジティブサプライズになりそうな業績のニュースなどが出たのに、株価はあまり反応せずに、逆に下がってしまった・・・ というようなケ一スも多々見受けられます。投資家としては、業績のニュースが出た時に、それがポジティブサプライズになるかどうか…

バリュー &サプライズ戦略

割安な株(バリュ ー )に良いサプライズ (驚きのある出来事 ・情報)が加わると、株価は上昇しやすくなる、ということが経験上知られています。その事例を見てみましょう。 バリュー +サプライズ =株価上昇 ここで実際の例を挙げて解説します。会社四季…

質問と回答2

質問 数ヶ月程度の中期投資の場合には週足チャートを中心に見るということでしたが、 日足チャートで25日移動平均線が下向くなど形が悪くなってきても、週足の形が良ければ日足は無視してもいいのでしょうか。 回答 基本的には、中期投資の場合は週足を中心…

優良株の歴史的な 買いタイミングをチャートで考える

誰もが認める優良企業の株というのは、資産としての価値が高く、将来的にも価値が維持され、さらに価値が増大してい<可能性もあります。しかし、そうした株は誰もが魅力を感じるだけに、普段はそれなりに高い値段がついているものです。そうした株の買いチ…

株価チャートによる2つの買いタイミング

株価チャー卜を使って判断する「買い」のポイントは主に2つあります。それを紹介します。 買いタイミング① もみ合いからの上放れ(うわっばなれ) 「もみ合いからの上放れ」は株価チャート分析で最も重要なパターンの一つです。 「もみ合い」というのは、株…

株価チャートを使いこなすコツ②  値動きの「意味」を考える

株価が際立った動き、目立つ動きをする時には重要な意味がある可能性があります。そうした動きを見つけたら、「どうしたんだろう?」と考えて、その値動きの原因や意味を考えてみるクセをつけましょう。 サブプライムショックの重大さを示した動き 2007…