バリュー &サプライズ戦略
割安な株(バリュ ー )に良いサプライズ (驚きのある出来事 ・情報)が加わると、株価は上昇しやすくなる、ということが経験上知られています。その事例を見てみましょう。
バリュー +サプライズ =株価上昇
ここで実際の例を挙げて解説します。会社四季報2009年1集当時、ダイヤモンドダイニングは業績が順調に拡大しているにもかかわらず 、 PE R はなんと3 倍台という安さでした。
事業内容はレストラン経営ですからなじみやすくわかりやすいですし 、 記事を読むと「非日常コンセプトのレストラン」、「1業態1店舗で希少価値を重視」というように、新しい独自のアイデアで急速に店舗を拡大している様子がうかがえます。
独自の強みがどの<らいあるのかはこの記事だけでは判断できませんが 、それでも、これだけ順調に業績を拡大している会社のPERが3倍台というのはあまりにも割安な状態だったといえるのではないでしょうか。
株価は割安なまま横ばいの動きが続いていたのですが 、ある証券会社から108 万円目標という強気のアナリストレポートがリリースされて、それをきっかけにして株価は100万円突破まで急上昇していきました。
サプライズとなるのは業績ニュース&アナリストレポート
このダイヤモンドダイニングの事例では 、 アナリストレポートがサプライズとなり株価が上昇し始めました。
それ以外には 、
- 新年度の強気な業績予想が出てきた
- 新年度の強気な業績予想が出てきた
- 業績予想が上方修正された
などの業績ニュースがサプライズになることが多いようです。
その他にも、 業績拡大に結び付くようなニュースや新聞記事などは株価上昇のきっかけとなるサプライズになる可能性があります。
* その情報がサプライズなのかどうかは、結局投資家がどれだけ驚いて投資行配を変化させたかによって決まります。いくら良いニュースでも、それによって誰も投資行動を変える気配がないならサプライズとはいえません。