株価チャートによる2つの買いタイミング

 株価チャー卜を使って判断する「買い」のポイントは主に2つあります。それを紹介します。

 

 

買いタイミング① もみ合いからの上放れ(うわっばなれ)

 「もみ合いからの上放れ」は株価チャート分析で最も重要なパターンの一つです。 「もみ合い」というのは、株価が狭い範囲で上下動しながら横ばいをする動きのことです。その状態から上に飛び出すことを「上放れ」といいます。 「もみ合い」の動きが長ければ長いほど、そこから上放れした時の上昇力が強くなるということが経験則としていえます。

 

 

買いタイミング② 上昇トレンドの押し目

 「押し目」というのは、一時的な下落場面のことをいいます。ですから、「上昇トレ ンドの押し目」というのは、上昇トレンド内の一時的な下落局面ということであり、これも典型的な買いタイミングといえます。 押し目買いのメド(株価が下げ止まり、反転するポイント)は、移動平均線や、節目(過去の高値•安値•もみ合いのポイント)を参考にします。

 特に注目度が高く反転ポイントになりやすいのは、25日、13週、26週の各移動平均線ですが、実際にどの移動平均線、またはどのポイントが反転ポイントになるかと,いう判断はやや難しく、慣れも必要です。

 株価チャートで比較的反転しやすいポイントを探り、さらに、業績・PER・定性面なども総合的に判断した上で、投資対象としての魅力を感じて積極的に買いたいなら浅めの押し目、少し慎重にいきたいなら深めの押し目で買いチャンスを待つ、というのが基本的な考え方です。