「株価チャート」の基本

 株価チャートは株価の値動きの推移を記録したチャートのことです。その基本的な見方について学びましょう。

 

 

ローソク足出来高

 株価チャートは、「ローソク足」、「出来高」、「移動平均線」の3つの要素でできています。 「ローソク足」は、ローソクのような図形で一定期間の動きをビジュアル化したものです。ローソクの太い部分を実体線といい、白抜きの「陽線」と黒い「陰線」の2種類があります。「週足」の場合、陽線は、下辺が1週間の始値(はじめね=最初についた値段)、上辺が1週間の終値(最後についた値段)を示します。陰線の場合は逆で、上辺が始値、下辺が終値を示します。そして、細い線を「ヒゲ」と呼び、上ヒゲはその週の高値を、下ヒゲはその週の安値を示します。1週間経過するごとに、右側に1本ずつローソク足を加えていき、株価の推移を示します。「出来高」は取引株数のことであり、棒グラフで示してあります。この棒グラフが 長ければ盛んに取引されたことを示しますし、短かければあまり取引されなかったことを示します。

 

* 株価チャートの分析法には難しいものがた<さんありますが、株価チャートを読む力を上達させるには、株価チャートのこく基本的な点を押さえて、気軽にた<さん見て慣れ親しむことが一番大切です。どうしてこんな動きになったのか、この後どう動くのか、気軽に想像力を膨らませながら楽しんでみていきましょう。

 

 

日足、週足、月足の使い分け

 ローソク足は、

  • 1日の動きを1本のローソクで示したもの=日足(ひあし)
  • 1週間の動きを1本のロー ソクで示したもの =週足(しゅうあし)
  • 1か月の動きを1本のロー ソクで示したもの =月足(つきあし)

というように、様々な期間のものを描くことができます。

 

 これらは用途別に使い分けていきますが、大まかな目安としては

  • 日足   数日~数週間の売買
  • 週足   数週間から数か月の売買
  • 月足   l 年以上の長期投資

という風に考えればいいでしょう。