「3つの基本」とは

 株式投資で最も重要なポイントは業績、PER、株価トレンドの3つです。「業績が良く、 PERが低く、株価トレンドが良い」という3条件を満たした銘柄は、確率的に門落しづらく、上昇しやすい」といえます。

 

 

3つの基本① 業績

 業績については以下の3点を確認・検討しましょう。

  • 売上高と利益が順調に拡大しているか(拡大)
  • 足元の業績予想が上方修正傾向にあるか(上ブレ)
  • 業績の良さが中長期的に持続できそうか(持続性)

 これら3要素が満たされれば 、 業績面では抜群に良い企業だといえます。
 拡大、 上プレについてはデー タをしっかり確認していけば判断できます。
 持続性については、その会社のビジネスや経営の内容から持続性の高さを考えていく必要があります。こうした判断を「定性分析」といいますが 、 これはやや難易度が高い作業になります。

 

3つの基本② PER

 PERは「株価 ÷ 1株益」で計算され、 株価が割安かどうかを考えるために使われる指標です。 PERというのは要するに 、会社の 「稼ぐ力」に対して何倍の値段がついているのか、ということを考える指標です。 一 般的には10〜20倍程度の銘柄が多く、だいたい15倍程度が標準的な水準といえます。古今東西のデ ー タから見ても、こうした見方が株式市場のコンセンサスといっていいでしょう。

 

 

*定性分析
経営やビジネスの内容などの質的な分析。業組など数字面の分析は定量分析といいます。定性分析はつかみどころがないところがありますが、中長期志向の株式投資家にとっては大事な作業です。

 

*PER
株価が1株あたりの収益力に対してどのくらいの値段になっているか、という指標。シンプルですが奥深く、とても大事な指標です。企業ごとに成長性などが異なるので妥当なPERは異なりますが、とりあえす標津的なPERは15倍程度と覚えておきましょう。

 

 

3つの基本③株価トレンド

 株価の値動きの方向性のことであり、

  • 上下動しながらどんどん下落している状態→下降トレンド
  • 一定の範囲を上下動して動いている状態→横ばいトレンド
  • 上下動しながらどんどん上昇している状態→上昇トレンド

という判断をします。

 一般的には下降トレンドの銘柄を避けて、横ばいトレンドないし上昇トレンドの銘柄を狙うのが、比較的うまくいきやすいといえるでしょう。

 下降トレンドの銘柄をあえて狙う戦略でも成功することはありますが、一般的には難易度が高いといえます。

 

*株価トレンド

 判断がなかなか難しいケ一スもありますが、ますはチャートをバッと見て判断してみましょう。きれいなトレンドほど投資はしやすいといえます。