REITは高配当投資におすすめ

 安定した投資収入を得たいとしたら、何に投資しますか?
 
 高配当株に投資して配当をもらう方法もあるのですが、私は安定を求めるのであればREITへの投資のほうがおすすめだと思っています。
 私がREITへの投資を再開してから3年が経とうとしていますが、REITに投資してきてよかったと思うことばかりです。
 
 
 今回は安定運用を検討しているあなたに、REIT投資がおすすめな理由について紹介します。  
 
 
 ただし、「投資に絶対はない」という格言があるように、REITにも注意点があります。投資はあくまで自己責任です。
「97%の個人投資家が最終的に損をする」全ての個人投資家が、必ず耳にする言葉だと思います。分からないものに投資をするのは危険です。
 
 別記事でREITの基礎を紹介しているので、そちらも参考に独自の投資戦略を練ってみてください。 

 

毎月安定的に分配金を得られる

 REIT投資の第一のおすすめポイントは、銘柄の組み合わせにより毎月安定的に分配金を得られるポートフォリオを組めることです。

 私も毎月数万円の分配金を受け取っていますが、完全に何も労働をせずに毎月不労所得が入ってくるのはとても良いですよね。

 

 毎月分配金を受け取る組み合わせは、決算期が

1月 / 7月

2月 / 8月

3月 / 9月

4月 / 10月

5月 / 11月

6月 / 12月

の組み合わせです。

 

 毎月決算期が訪れる組み合わせの銘柄の組み合わせを作れば、毎月分配金を受け取ることができます。

 決算期は、J-REIT情報一覧などで簡単に探せますので、毎月分配金を受け取れるREITポートフォリオを作るのは極めて簡単です。

 

 高配当株でも配当を受け取れますし、決算期の違う高配当株を組み合わせれば毎月配当を受け取れるポートフォリオを組むのは可能かもしれません。

 ただ、多くの日本企業の決算期は3月・9月ですから、どうしても配当受け取り月は6月・12月に偏ってしまいます。毎月安定して配当を受け取るポートフォリオを組むのは意外と難しいです。

 

 REITの場合、それぞれの決算期において優良かつ分配金利回りの高い銘柄があるため、安定的に毎月分配金を受け取るポートフォリオを組むことは、高配当株と比較にならないくらい容易です。

 

 

株価が安定している

 第二のおすすめポイントは、株価が安定していることです。株価の動きが小さく安定しているため、あなたの資産がいきなり大きく変動することはあまりありません。
 
 REITの株価は大きくは上がりませんが、大きく下がりもしません。
 
 高配当株の場合は、業績悪化によって株価が大きく下落することがよくあります。東京電力などが良い例ですね。いくら高い配当利回りが期待できるといっても、配当金以上に株価が暴落し含み損を抱えてしまっては投資した意味がありませんよね。その点、REITは高い分配利回りが期待できつつ株価はあまり動かないので、安定した投資先としてはとても良いです。
 
 REITはそもそも不動産の賃貸収入をもとにしたファンドです。不動産の賃貸収入は、その性質上長期間に渡り安定した固定的なものです。よって、REITの収入と分配金も安定しているため、株価も安定します。
 
 REITの株価が大きく下落する可能性があるのは、
  • 新規に投資口を発行して資金調達をする際に株式が希釈化される時
  • 大口テナントが退去してしまい、賃料収入が大きく減る時
の大きく分けて2つのケースです。増資による株価下落リスクはどのREITにもありますが、REITの投資先の銘柄を分散させることで、大きなダメージを避けることができます。もっとも、REITの成長戦略上増資は避けられないものですので、これはこういうものだと思って投資するしかありません。後者の大口テナントの退去リスクについてもどのREITにも存在するリスクですが、できるだけテナントが分散されたREITを選ぶことでリスクは回避可能です。
 
 これらの株価下落リスクを踏まえても、REITは通常の株よりは株価の変動が圧倒的に安定していますので、資産価値の安定を求めるならREIT投資はおすすめです。