投資信託

投資信託の指標:ベンチマーク

運用者が追求するリターンは、ベンチマークを設定し、それに対して自分の運用成績が上回ったかどうかを見る「相対リターン」と、マーケットの上げ下げに関係なく常にリターンを追求する「絶対リターン」があります。 ベンチマークとは ベンチマークとは「目…

投資信託の指標:売買高比率

投資信託は長期保有を原則としますが、投資信託を運用しているファンドマネージャーが短期売買を繰り返していたらどうなるでしょうか。売買高比率は投資信託に組み入れられている資産が、どの程度の頻度で売買されているのかを示す指標で、これを見れば投資…

投資信託の指標:騰落率

騰落率は、基準価格が言って一期間中、何%上昇したのか、逆に下落したのかを示したものです。「投資信託の運用成績」というとこの騰落率を示すのが一般的です。 騰落率は「利率」ではない 投資信託の騰落率を見る上でよくある誤解が、預金の利率と同じイメー…

為替ヘッジについて理解する

海外の株式や債券を組み入れて運用する投資信託は、為替レートが円高に進んだとき、為替差損を被るリスクがあります。為替リスクを最小限に抑えるためには、為替ヘッジが行われている投資信託を選ぶという手もあります。 為替ヘッジの基本的な仕組み 海外の…

アクティブ型とパッシブ型の特性を理解する

アクティブ運用とパッシブ運用の違いについては別の記事で紹介しました。パッシブ運用に比べ、アクティブ運用は投資信託によって運用の巧拙が成績の差に出やすいため、上手に運用してくれる運用担当者を選ぶ必要があります。 アクティブ運用は、ベンチマーク…

コストの内訳を理解する

コストは、投資信託を選ぶ上で重要な選択基準であり、購入手数料と信託報酬が2大コストといっても良いでしょう。そちらも、できれば低いことに越したことはないですが、中でも信託報酬は投資信託を保有している間、純資産から日々惹かれるものなので、なる…

純資産総額の水準、資金純増額で選ぶ

投資信託の純資産総額とは、投資信託に組み入れられている資産を時価評価したものです。この額が大きいほど、繰上償還のリスクは少なく、かつ、資金純増が続いている投資信託は、運用が安定する傾向があります。 純資産総額と運用期間を合わせてスクリーニン…

運用期間・信託期間を調べる

日本の投資信託は、碧金寿命が非常に短いと言われています。一般に長期投資といった場合、最低でも10年は運用するイメージですが、日本の投資信託で10年以上の長期にわたって運用し続けられているものの方が少ないくらいです。このギャップが、投資信託…

投資信託の本数は6000本超

現在、日本国内で設定・運用されている投資信託の本数は、6000本を超えています。 6000本からどう選ぶか 投資信託の問題は、まさにこの点につきます。 確かに、運用されている投資信託の本数が多いということは、それを購入して資産運用したい人にと…

ブル・ベア型投資信託

ブルは「牡牛」、ベアは「熊」。牡牛はユノを上に突き上げ、クマは両手お上から下に叩き下ろして、相手を攻撃します。そのスタイルを模して、ブルは上昇相場、ベアは下落相場を示す形容詞になりました。ブル・ベア型投資信託は、今後のマーケットが上昇する…

選択型投資信託

投資信託の中には、特定の業種、テーマに合わせた銘柄のみでポートフォリオを構築し、運用する投資信託があります。普通の投資信託は、運用者側で決めた運用方針に「おまかせ」する部分が大きいのですが、選択型投資信託の場合は購入する側が自分の考えで選…

コモディティ型投資信託

コモディティとは、「商品」のことです。金や銀、プラチナなどの貴金属、アルミニウムやゴムなどの工業品、そしてオレンジジュースやトウモロコシなどの食糧品といったものがあり、先物市場で日々、取引されています。こうした商品先物取引のインデックスに…

ライフサイクル型投資信託

バランス型投資信託の中でも投資家のライフサイクルに合わせて資産配分を変えていくタイプのものがあります。これを「ライフサイクル型投資信託」と言います。 ライフサイクル型投資信託とは ライフサイクル型投資信託は、投資家のライフサイクルに合わせて…

バランス型投資信託

バランス型投資信託は、様々な資産に分散投資氏、リスクをコントロールしながら運用するタイプの投資信託です。国内外の株式、債券という4つの資産クラスを組み合わせて運用するタイプがオーソドックスですが、中にはさらに資産クラスを細分化し、国内外の…

外国債券型投資信託

正式には「株式型投資信託」に分類されていながら、主に債券を組み入れて運用しているのが「外国債券型投資信託」です。主に毎月分配型投資信託を中心にして個人投資家から人気を集めています。 高利回り債券投資の魅力 外国債券型投資信託は、債券を中心に…

公社債型投資信託

公社債型投資信託は、株式を一切組み入れずに運用するのがルールです。したがって、投資信託という元本が保証されない投資商品であるにも関わらず元本割れリスクが極めて低いという商品性を持っています。 超低金利の影響で大半の公社債型投資信託は償還に …

外国株式型投資信託

主に外国の株式を組み入れて運用する投資信託です。個人が海外の株式市場に投資する場合、情報が足りなかったり、取引の手続きに手間がかかったりしますが、投資信託なら簡単に、少額資金で海外投資ができます。 日本以外の投資対象地域は主に10地域 投資…

国内株式型投資信託

投資信託の投資対象銘柄には、株式、債券、不動産、商品(コモディティ)など様々な種類がありますが、中でも中心と言えるのが国内外の株式と債券です。ここではこれらの投資対象別に、その特徴や投資する際の注意点などを考えていきます。 株式投資信託と公…

分配型と無分配型

投資信託には定期的に決算日が設けられており、その時に分配金が支払われます。ただ、中には無分配型といって、一定期間、分配金を支払わず、収益を再投資に回してより大きなリターンを目指す無分配型の投資信託もあります。 分配金とは 投資信託には年1〜…

公募型と私募型

投資信託を募集方法で分けると、公募型と私募型に分かれます。個人投資家が販売金融機関などを通じて自由に購入できるのが公募型で、特定の機関投資家向けに販売されるのが私募型です。 一般に販売されている投資信託は公募型 こっ人が金融機関を通じて購入…

上場投資信託と非上場投資信託

投資信託には上場されている上場投資信託と、上場されていない非上場投資信託があります。実際に取引する際、両者にはどのような違いがあるのでしょうか。 広義の上場投資信託と狭義の上場投資信託 「上場投資信託」は証券取引所に投資口を上場している投資…

アクティブ型とパッシブ型

投資信託を運用手法の違いで分類すると、アクティブ運用とパッシブ運用に大別できます。アクティブ運用は市場の平均的なリターンを上回る運用石石を目指すもの、パッシブ運用は市場の平均的なリターンを目指すものです。 アクティブ運用が市場平均を上回ると…

株式型と債券型

投資信託の組入資産を資産クラス別に見ると、株式と債券が中心になります。株式のみ、債券のみで運用される投資信託もあれば、株式と債券を組み合わせて運用される投資信託もあります。 株式型と債券型の違い 株式も債券も同じ「有価証券」であり、それを発…

国内型と海外型

投資信託は国内マーケットだけでなく、海外のマーケットにも投資できます。株式や債券などの資産クラスの分散だけでなく、海外のマーケットに投資する投資信託であれば、地域分散も容易に行えます。 先進国だけでなく新興国にも投資できる 投資信託の特徴の…

追加型と単位型

運用開始後、同一の投資信託に追加で資金をいれられるかどうかによって、単位型と追加型に分けられます。単位が追加で資金を入れられないタイプ、これに対して追加型で追加で資金を入れることができます。 かつては単位型が主流だった 投資信託の追加設定・…

投資信託の分類

投資信託にも様々な分類があります。その違いによって利便性や収益性、リスクなどが変わるので投資信託を購入する場合は、求めるリターンや許容できるリスクに応じたものを選ぶ必要があります。 全体像を把握しよう 現在、国内で設定・運用されている投資信…

受託銀行の役割

受託銀行とは投資信託会社と契約を結んでいる銀行のことで、主に信託業務を行う銀行がその任につきます。受託銀行は投資信託の組み入れ資産の安全性を確保・維持する上で重要な役割を持っています。 受託銀行の主な役割は3つ 「受託銀行」東夷名称は銀行の…

投資信託会社の役割

日本で投資信託を設定・販売している投資信託会社は約100社。これに不動産投資信託の運用会社を加えると200社近くになります。投資信託会社がどのような役割を果たしているのか考えていきたいと思います。 運用の指示を出す 投資信託会社のメイン業務…

販売金融機関の仕事

投資信託を購入する上で最も身近な存在と言えるのが販売金融機関です。投資信託を購入する窓口となるとともに、解約金や償還金、分配金を受け取る窓口にもなります。 多様化が進んだ販売金融機関 投資信託の販売金融機関は、かつては証券会社の専売特許でし…

繰上償還とは

投資信託のリスクである、繰上償還。 どういったものなのでしょうか? 投資信託はあらかじめ償還期日が決められているか、償還期日を設けていないものがありますが、投資信託会社が破綻したり、運用資金が大幅に減少した場合はあらかじめ決められた償還期日…